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  • vol.2 若手経営人材という生き方 − 株式会社イー・マーキュリー(現株式会社ミクシィ) 取締役 塚田寛一

株式会社ミクシィ



創業期から事業参画したことで、良かったと思うことは何でしょうか?

 組織づくりのダイナミズムに関わることができたことでしょうか。今では40人以上になりましたが、参画した当初は、会社も自分も、今のようなスピードで成長するなんて想像できませんでした。会社がまだ小さかった頃は、オフィスを間借りしていましたし、その後、お弁当屋さんの3F、仏壇屋さんの9F(笑)、2004年7月に現在のマークシティに移転しました。たった数年で、自分たちがとった行動次第で、組織が大きくなっていく。こうした変化を体感できるのは、ベンチャー企業で働く醍醐味かもしれませんね。

 『Find Job !』事業部担当の取締役として、経営へコミットするポジションとなったのが、移転と重なる2004年の7月からです。ベンチャーは自分に合っているなという感覚と、数年後にはひとつのプロジェクトを統括できるようになりたいと考えて入社したのですが、創業者と入社当時から経営について話し合い、仕事をしてきたことが今の自分の成長につながっていると思います。これは、大きいですね。



入社前に、就職活動はされなかったのでしょうか?

  大企業も含めて、いくつかの企業を回ってみたのですが、なんとなく大企業に勤めることに違和感を感じたんです。その頃は、自分自身が何をやりたいのか、いろいろ考えたのですが、『これだ!』という、はっきりした答えは見出せませんでした。
 ただなんとなくですが、「大企業じゃないな。」という思いはどこかにあったんだと思います。大きな組織というと、「若いうちは修業」的に業務を任されがちですよね。入社しても当然すぐにやりたいことはできない。「できない」と言うと語弊がありますが、いずれにせよ時間がかかるな、と思ったんですね。インターンで経験した、ベンチャーというか若い企業のスピード感が自分に合っているような気がしていましたし、どうせやるなら、人を巻き込みながら、自分で考えたことを形にしていける環境のほうが、自分を大きく成長させられると思いました。
 実は、イー・マーキュリーでのインターンは3ヶ月間の短期間でした。その後、別のベンチャー企業の立上げでインターンをしていたこともあるんですよ。



組織づくりで大変だったことはありますか?

 組織作りは経営の要だと思います。適材適所に人員を配置し、全体としてどう機能するのか、という点に気を配っています。成果が出せる組織作り、とでも言うのでしょうか。本人の志向・適性・組織の方向性、全てを調和させるのは本当に難しいことだと思いますが、今のイー・マーキュリーには、メンバーみんなで成長しよう、という雰囲気があって、とても良いと思います。



イー・マーキュリーのカルチャーって何ですか?

 世間で一般的に考えられているネットベンチャーのイメージとは正反対で、非常に穏やかな雰囲気ですね。今すべきことを見極め、愚直なまでにユーザの目線に立ってサービスを提供する。やるべきことを丁寧にやる、当たり前のことを当たり前にすることが社風といえるのかわかりませんが、緻密な仕事をする人が多いと思います。定着率が非常に高いことも、特徴といえるかもしれませんね。



なるほど。最後に、事業づくり、組織づくり、会社のカルチャーの醸成を経験し、若くして経営へコミットする立場に就かれた塚田さんから、若手経営人材に向けてメッセージをお願いします。

 自分の成長に適した環境は、人それぞれだと思います。大きな組織で能力を発揮する人もいるでしょう。私の場合、ベンチャーが肌に合ってるな、というだけです。参画当初がスタートアップの段階でしたので、組織作りのダイナミズムを感じることができたこと、それに貢献できたことは楽しかったですね。今は経営という視点でどう事業と組織を創り上げるか、ということにチャレンジしているところです。
 全てのベンチャー企業が良いと言うつもりはありませんが、組織と仕事の内容を見極めた上で、チャンスがあったら、ぜひその機会を掴んで欲しいですし、自ら機会を創りだすこともできると思います。

 大きな役割の中で仕事をすることは、非常にエキサイティングです。ご自身でやってみたいと思うことがあれば是非、果敢にチャレンジしていただきたいと思います。そのような前向きで、バイタリティに溢れる人達が増えれば、社会はもっと面白くなっていくのではないでしょうか。



--------------------【塚田寛一氏プロフィール】--------------------
1978年生まれ  千葉県出身
1997年4月 東京大学法学部入学
2002年4月 株式会社イー・マーキュリー(現株式会社ミクシィ)入社
2004年4月 同社取締役 『Find Job !』事業部長に就任

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※インタビュー内容はすべて取材当時のものです。本記事閲覧時点で、名称、事業内容等は変更されている場合がございますのでご了承ください。


インタビューINDEX
vol.1 日本最大級のデジタル系求人サイト「Find Job !」の軌跡
vol.2 若手経営人材という生き方

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