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  • vol.4 今後どのように歩むか − エン・ジャパン株式会社 取締役 営業部長 鈴木孝二





前回の質問の続きより

 特に、ベンチャーにはスピードが求められます。何故そうなんだ、と誰もが納得するまで待って事を始めていては機を逸してしまいます。やってみて結果が出れば、振り返ったときに「あぁ、こういうことだったんだ。」と合点がいくでしょう。ただ、こうしたことができるのも組織として“思い”や“目的”を共有できていることが前提になるのではないでしょうか。

 5人、10人、50人、100人、500人と組織が拡大すればするほど、どのように“思い”を共有するかということは極めて大切なことだと思います。組織として、変えるべきところは変えて、変えてはいけないものを変えないようにする。トヨタ自動車さんのように、何十万人というスタッフが関わりながらも、徹底したカイゼンや無駄を省くといった企業文化を創り上げていくのは大変なことだと実感しています。拡大すればするほど、気が抜けなくなるのです。



鈴木さんは、今後のエン・ジャパンをどのようにしていきたいと思いますか?

 私個人としては、いけるところまでエン・ジャパンのサービスを大きくしていきたいと思います。仕事というものをどのように捉えるか、というのは人それぞれですが、フリーターやニートの増加、早期離職の問題等、特に若年層における仕事に対する価値感が大きく変化してきています。そうした、社会背景を踏まえ、求職者と求人企業の双方にとって、さらに喜んで頂けるサービスに磨き上げていきたいと思っています。
 そのためにも、よりレベルの高い組織の構築をしていきたいと思います。今まで以上に、多くの優秀な人材が、いつもワクワクしながら働き、力を発揮できる環境をつくっていきたいと思っています。そして、より多くの方にエンのことを知って頂き、評価して頂けるようにしていきたいと思います。
 設立から5年がたちますが、これから先の方が、まだまだ可能性がある組織だと思います。



仕事を通して、うれしいと感じることはどんなことでしょうか?

 対外的なことで言えば、事業の成長に伴い、企業側からenの評価が上がっていることが実感できると嬉しいですね。少しずつサービスが認めて頂けるようになってきたという証ですから。社員の結婚式に出席した際、列席者の方々に「あぁ、エン・ジャパンか。知ってる、知ってる。」という声をお聞きすると、最近は少しずつ名前を覚えてもらえるようになってきたのかな(笑)、と思います。
 社内的なことで言えば、やはり人が育つことですね。「こいつこんなこと言う奴じゃなかったのに随分成長したなぁ。」と、頼もしく感じる瞬間があるのですが、そういう人の成長を感じる機会では、自分のことのように嬉しく思います。



最後に、若手経営人材に向けて一言お願いします。

 ベンチャーには否が応でもチャンスがあります。そのチャンスをものにするんだ、結果を出すんだ、という強い気持ちで頑張って欲しいと思います。私は、役員として経営に携わっていますが、オーナーではありません。設定した目標に向かって邁進し、一つ一つクリアしてきたことが認められたからこそ、経営者としての道を歩めるようになったのだと思います。今でも自分以上にパフォーマンスをあげることができる人物がいれば、その人物が経営を担うことがベストだと思っています。経営者を目指していらっしゃる皆さんも、結果を積み上げていくこと以外、自らを成長させていく近道はないと思いますので、自分を強く信じて突き抜けて下さい。



--------------------【鈴木 孝二氏 プロフィール】--------------------
1971年生まれ 愛媛県出身
1995年3月 同志社大学商学部卒業
1995年4月 株式会社日本ブレーンセンター入社
2000年1月 エン・ジャパン株式会社設立と同時に、取締役に就任
2001年6月 同社がナスダックジャパン(現ヘラクレス)にてIPOを果たす。
 取締役 営業部長として、同社の急成長を牽引する。


エン・ジャパン株式会社


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インタビューINDEX
vol.1 エン・ジャパン立ち上げの経緯
vol.2 一気にIPOするために
vol.3 株式公開後の展開
vol.4 今後どのように歩むか

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