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  • vol.1 「ドリコム」が誕生するまで −株式会社ドリコム 取締役 廣瀬敏正




学生時代からドリコムとして活動していたと思いますが、代表者である内藤さんと出会うまでに、どのような経緯があったのでしょうか?

 2000年の大学3回生のときにサイバーエージェントの藤田晋氏の本「ジャパニーズドリーム」を読んで、同じぐらいの世代でこんな面白いことをやっている人がいるんだと知ってから、ふつふつと自分でベンチャーをやりたいという思いに駆られるようになったんです。思い立ったらすぐに動いてしまうタイプなので、「将来、起業したいです」って書いた名刺を作って、同じ同志社大学の先輩で起業されていらっしゃる方に会いに行ったり、ビジネスプランを作成していろいろな方に話を聞いてもらったりというようなことをしていました。今から考えれば、ベンチャーごっこをしていたんですね。半年ぐらい続けていたんですが、何もカタチにならないですし、仲間もいなくて独りでやっている状態だったし、やっぱり結構難しいな、しんどいなと思うようになっていました。

 そうしているうちに周りが就職活動のモードになってきて、そろそろ自分も就職活動しないといけないのかなと考えていました。そんなことを考えていた3回生の夏、私の友達が内藤の当時のベンチャー仲間とたまたま知り会ったらしく、「今日、ベンチャーやってるっていう京大の人にあったよ」と電話がかかってきたんです。ちょうど僕も仲間を探していた時期だったので、「ぜひ、会いましょう」ということになって、夜中の23時ぐらいに内藤の家に入り込んで、「ボクもベンチャーやりたいんです」と言い、内藤は内藤でベンチャーをやっていたのですが「じゃぁ一緒にやりましょう」ということになったのが、私と内藤との出会いでした。
 内藤も当時仲間を探していて、「起業したい人集まれ!」って書いたビラを、立命館だとか、京大とか、同志社だとか京都を中心とした大学のキャンパスに張りまくってました。そのビラを見て「面白そうだな」と思って来てくれたのが、今当社の営業担当取締役をしている安藤でした。
 これで、私と、内藤、安藤の3人が集まりました。「じゃぁ、何をやろうか?」って考えたんですが、「やっぱりやるならITだよね」ということになり、ITベンチャーとして立ち上げることに決めました。ただし、3人ともプログラムが分からなかったんですね。そこで、エンジニアが必要だ、ということになって、技術のバックボーンを持った仲間をどうにかして参加させようということになりました。その頃、立命館大学の理工学部では1回生のときにホームページを作って公開していたことを知り、WEB上に公開されたホームページを見ながら、技術力がありそうな人物をピックアップして、直接メールを送ってスカウトをしました。その1本のメールがきっかけで加わってくれたのが、現在の技術担当取締役の井上です。こうして今のコアメンバーの4人が集まったんです。内藤と私が3回生、安藤が2回生、井上が1回生のときでした。


最初はどのようなビジネスから始めたのでしょうか?

 そうですね。最初は、学生向けのコミュニティサイトを立ち上げました。インターネット上の掲示板を中心としたサイトで会員を集めていました。ビジネスモデルとしては、学生向けの商品をもっている企業のマーケティングサービスを提供するというものでした。


場所はどうされたのでしょうか?

 当時は、資本もなく、参加してくれていた人たちに給料も払えなかったので、「学生団体ドリコム」として活動していました。学生団体のときは、大学が応援してくれていました。京都の大学のコンソーシアムがあって、京都駅前に学生向けに場所を開放しているキャンパスプラザ京都というところがありましたので、そこに入っていました。その前は、内藤の自宅に集まったりしていたのですが、なんとなく組織っぽくなってきたので、場所を借りるようになったのです。この頃は、まだ法人化していなくて、サークルとしての活動でした。


--------------------【廣瀬 敏正氏プロフィール】--------------------
1979年 5月10日 岐阜県に生まれる
1998年 4月 同志社大学経済学部入学
2000年 8月 学生団体ドリコムに参加
2001年 11月 ドリコムを法人化するとともに、取締役に就任
2005年 1月 株式会社ドリコムテック監査役就任
2006年 2月 株式会社ドリコムが東証マザーズにIPOを果たす。
       同社の牽引役として事業推進に大きな役割を果たしている。

株式会社ドリコム

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インタビューINDEX
vol.1 「ドリコム」が誕生するまで
vol.2 企業として活動
vol.3 IPOまでの道のり
vol.4 選択という決断
vol.5 ドリコムらしさと成長戦略

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