幸せは1杯のスープから。ごろっと具沢山の食べるスープ専門店をFC展開、3年で業界2位に躍進。

株式会社スープアンドイノベーション

アーリー
  • 創業メンバー
  • 女性が活躍
  • 未経験可
  • 若手積極登用
  • 急成長
  • 新規事業
  • 企業情報
  • 求人情報
  • インタビュー

vol.1 女性が一人で白いご飯を食べられる業態を作る

FC店を中心にスープ専門チェーン「ベリーベリースープ」を全国24店舗展開する株式会社スープアンドイノベーション。同社代表の室賀康氏に、起業の背景、ベリーベリースープの業態をどのように開発され、どのようにフランチャイズ展開を進めてきたのか、そして、今後どのような展望をお考えかインタビューをいたしました。

株式会社スープアンドイノベーション 代表取締役社長室賀康


■略歴
2001年3月 信州大学工学部情報工学科卒業
2001年4月 全国共済農業協同組合連合会 長野県本部
2004年4月 株式会社トマトアンドアソシエイツ入社
2005年4月 株式会社レインズインターナショナル入社
2006年4月 ロイヤルホスト株式会社入社
2008年4月 株式会社佳舎入社
2009年1月 株式会社スープアンドイノベーション設立

― 起業をしようと思ったきっかけを教えてください。

 大学を卒業して3年間JAで働いていましたが、その頃に起業したいと思いました。外食をすると、客としておいしいとかまずいという感想を持つだけではなく、マネージャーやホールスタッフ、キッチンの中の動きなどが気になってしまい、「このお店は良いサービスをしているな」とか「オペレーションが変だな」とか思いながら食事をしていました。そのような自分に気づき、やはり自分は外食産業が好きなんだと改めて認識したのです。
 JAで働き始めた頃から、このまま定年まで勤めるか、好きなことを仕事にするか迷っていました。JAはそれなりに給料も良く、終身雇用で安定していますし、社会的信用もある組織だと思います。JAには、学生時代に勉強したことが生かせそうだという理屈で就職しました。入社後に共済の仕事をしていたので、それなりに保険の仕組みなどを勉強しましたが、面白いと思えるものではなかったのです。一方、外食産業は一般的に給料が安く、安定していないと言われますし、小さな店であれば当然ですが、社会的信用も高いとは言えないので、JAとは真逆に見えますが、それでも私にとっては魅力的な仕事だと思いました。外食産業以外の仕事をさせていただいたことで、本当に好きなことをやりたいと気付いたのだと思います。

― その後、何社か外食企業を経験されています。起業するまでの経緯を教えてください。

 自分で言うのも変ですが、国立大学を出て、外食産業で起業するという人はかなり少ないのではないかと思います。親にしてみれば大学まで行かせてJAに入ったのに、なぜ辞めて外食をやるのか理解できない面もあったかもしれません。親への感謝もありますので、やるからには成功しなければならないという想いがあります。自分のこと以上に、多くの人に喜んでもらえる、関わる人達が幸せになるような、全国に展開できるチェーンを作ろうと最初から考えていました。
 当時の自分には、外食ビジネスの経験もノウハウも全くありませんでしたので、大手外食チェーンで修行をさせていただこうと思いました。

 最初に入社したのは、「トマトアンドオニオン」という洋食チェーンを展開している株式会社トマトアンドアソシエイツです。学生時代にアルバイトをしていまして、当時も今も一番好きなブランドです。同社では、神戸で新店の立ち上げに参加させていただきました。大きな経験になりましたが、当時の同社では店長になるまでに少なくとも5年は掛かりそうでした。少しでも早く店長として店舗のマネジメントを経験したいと思っておりましたので、1年程働かせていただいた後、牛角などを展開している株式会社レインズインターナショナル(以下「レインズ」)に転職しました。
 レインズでは早ければ数週間で店長になれましたので、そのスピード感に魅力を感じました。また、同社はフランチャイズによって一気に店舗展開をしていましたので、そのシステムを学びたいとも思い入社しました。レインズも1年程所属させていただき、「かまどか」という居酒屋業態の直営店で店長を2店舗経験させていただきました。
 その後、労務や企業としてのルール作りを学びたいと思い、ロイヤルホスト株式会社に転職しました。東証一部上場企業ですので、人事や労務管理、教育方法など多くのことを学ばせていただきました。丸2年在籍し、長野の安曇野の店舗で副店長を、長野市の店舗で店長をしておりました。ロイヤルホストでは、店舗のPLと予算管理の権限は店長が持っていました。原価は勿論、人件費、賃料、水道光熱費、修繕費、減価償却費に至るまで把握して、店長が次年度の予算を組み、毎月の損益に責任を持っていますので、数字に強くなりました。
 ロイヤルホストに入社するとき、実は3年間で独立したいということをお伝えした上、採用いただいたのですが、2年ほど経った頃、前職のレインズの「かまどか」のFC店が地元の長野に出店するということで店長を探しており、たまたま私に話が来たのです。それまで、フランチャイジー(加盟店)側で働いたことがなかったので、ロイヤルホストに入社する際に約束した期間に満たなかったのですが、当時の上司であるブロック長に頼み込んで転職させていただきました。
 そのような経緯から、ロイヤルホストで修業するつもりだった最後の1年間を、かまどか長野駅前店の店長として過ごすことになりました。半年くらいして、最終的にはその会社が運営する他の業態も統括するスーパーバイザー(SV)もやらせていただくことができました。
 各社に迷惑を掛けてしまいましたが、直営とFC、新店立ち上げと既存店の運営、SVまで一通りの経験を積み、起業いたしました。

― 様々な業態がある中で、スープ専門店をやろうと考えたのは、どうしてでしょうか。

 JAにいた頃は、トマトアンドオニオンが好きだったこともあり、漠然と洋食レストランをやりたいと思っていました。しかし、調理学校も出ていなくて、子供の頃から料理をしていたわけでもないのに、今さら普通にレストランを始めても成功するのは難しいだろうとも思っていたのです。その後、転職したトマトアンドオニオンでも、どのような業態が良いだろうかと思いながら仕事を続けていました。
 きっかけはレインズで働いていたときです。レインズでは、同期入社が10人おり、その中で1人だけ女性がいました。研修などで当時六本木ヒルズにあった本社に集まると、昼食時に男性陣は皆で行動していたのですが、同期の女性は別行動を取ることが多かったので、いつも何を食べているのだろうと気になっていたのです。見てみると結構な割合で、スープストックトーキョーで食べていたのです。田舎から出てきた私にとってはスープが昼食になるということに驚きました。すぐにおなかが減るのではないかという先入観がありましたが、男性に比べて女性のほうが外食の選択肢が少ないということを知るきっかけになりました。試しに、ある日スープストックトーキョーのボルシチを食べてみたところ、とてもおいしくて、直感的にこの業態はいけるなと感じました。
 スープ業態に興味を持って調べてみると、その当時国内のスープ専門店チェーンはディアスープ、チャウダーズ、スープストックトーキョーの3社しかなく、多くても50店舗程しか展開していないことを知りました。これなら今から参入しても間に合うし、競合に比べても十分魅力的な商品を提供できるはずだと考えました。また、女性が一人で白いごはんを食べられる業態がなかなか無いので、女性を対象にした業態にしようと考えました。
 それ以降はずっとスープ業態での起業を意識しながら仕事をしました。レインズのかまどかには、釜飯を作るオペレーションがあるのですが、一つひとつの釜を火にかけて提供していました。ベリーベリースープを起業する前は、同じようにしてスープを出そうかと考えたこともありますが、提供時間を考えると無理だと分かりました。そのように、メニューやオペレーションなども含めてスープのファーストフード業態をどのように作り込むか考えながら仕事をしていました。

― 2009年1月8日にご創業されましたが、創業資金はどうされたのですか。

 ※長野の直営店(長野善光寺口店)の写真。創業後初めて出店し現在に至る。

 創業までの仕事で350万円を貯めました。当時の全財産です。それを資本金にして2009年1月に株式会社スープアンドイノベーションを設立しました。
 自分の中でも資金が全然足りないと思いながらも、ややフライング気味の創業でした。ちょうど30歳のときです。あと10年くらいかけて十分な資金を貯めてから創業するというやり方もあったと思います。しかし、その頃には私自身が40代になってしまいます。作ろうとしていた業態のターゲットは、20代から30代の女性ですので、同じ世代のときに、考えたものをそのまま形にした方が受け入れられるのではないかと思いました。世代が異なれば、感覚や好みなどセンスがずれてしまうし、そのことの方が致命的ではないかと思いました。十分な資金かセンスか、どちらが重要かを考え、ギリギリの資金でも早く始めた方が良いと思い、創業したのです。
 創業後すぐに500万円の融資を受けられましたので、850万円の資金でのスタートでした。最初の店舗を4月に開店したのですが、出店費用だけで780万円近くかかってしまい、開店時には運転資金がほとんどゼロの状態でした。10万円を切っていたことを覚えています。毎日、日銭で回していました。

(vol.2に続く)

index
株式会社スープアンドイノベーションが募集中の求人
recruit
店長(直営店) / 候補地選定中(東京)
転職支援に登録
recruit
加盟開発(フランチャイズ事業部) / 長野駅(善光寺口 徒歩5分) ※全国への出張あり
転職支援に登録